弊社桐林工場の立地する「桐林環境産業公園」に新しい仲間が加わります。
セイコーエプソンは2月7日、長野県飯田市に自社発電所として初めてとなるバイオマス発電設備の建設計画を発表しました。
今後、土地や建物の契約・発注、発電に関する申請などを進め、2026年度中の稼働を目指します。
「セイコーエプソン株式会社南信州バイオマス発電所」は、南信州広域連合が2017年12月に稼働を終了した桐林クリーンセンター跡地に建設します。
定格出力は1.99MW、年間発電量は1万4000MWhを見込みます。
発電した電力は、フィード・イン・プレミアム(FIP)を利用して電力市場に売電し、生み出された環境価値を用いて自社内の使用電力を再エネに置き換えます。
また、災害など有事の際には地域施設へ電力を供給することを想定。
燃料には、主に南信州エリアの未利用材のほか、バーク材やキノコ培地を使用する。
また、一部社内から排出する木製パレットも活用する予定。
林地残材を活用することで、森林整備への貢献にも寄与するとしています。
セイコーエプソンは、2021年11月に国内全拠点、2023年12月にグローバル全拠点において、購入電力や証書(再エネクレジット)を含む実質再エネ100%を達成した。
今後、自社発電の比率を高めて追加性を重視するRE100の技術要件に対応し、将来的には発電時に発生するCO2の固定化・活用に向けた技術を開発していくとの事です。